2018/06/19
ぎっくり腰は何日で治る?仕事を休んだり安静にする期間も!

「ぎっくり腰になったけど、何日で痛みは引くのかな?」
「仕事も休まないといけないのかな?」
あなたは今、このような不安で頭が一杯ではないですか??
ぎっくり腰は一晩湿布を貼って寝てみても、なかなか痛みが引いておらず、できることなら仕事を休んで、このまま横になっていたいと思いますよね。
もし、何日でぎっくり腰の痛みが引くことがわかれば、仕事を休む時でも「〇日で行けます。休ませてください」って連絡もできますね。
この記事を読むことで『何日でぎっくり腰の痛みが引くか』ということ、『どうすれば痛みが早く引いて・どんなことすれば痛みが長引くか』ということが分かります。
ぎっくり腰とは?
「ぎっくり腰」とよく言われますが、医学的には「急性腰痛」と言われます。あまりにも突然に強い痛みが出ることから「魔女の一撃」と言われます。
ぎっくり腰の好発(よく発症する)には年齢・性別は関係なく、誰にでも起こる可能性があります。
実はぎっくり腰を起こすハッキリとした原因も分かっていません。
筋肉や骨・軟骨・椎間板や椎間関節の何らかのトラブルが最有力ですが、画像検査は映し出すのが難しく、そのトラブルがどんなものなのか分かっていません。
ただ、どのような原因で起こしやすいかは分かっています。起こしやすい原因は腰の筋肉の内圧がかかる姿勢です。
前かがみの姿勢
かがんで荷物を持つ
ベッドから起き上がる際に急に体を捻じる
くしゃみ
これらの姿勢がぎっくり腰を起こしやすい原因とされています。日常的には、洗顔や靴を履く時の前かがみの姿勢が危険ですね。
前かがみの姿勢は立っていようが座っていようが、真っ直ぐに立った時の約2~3倍弱の負担が腰にかかります。
ただ「どうすればぎっくり腰が早く治るか!?」ということは、科学的に証明された休み方や安静にする期間があります。
ぎっくり腰は何日で治る?
ぎっくり腰は何もしなくてもほとんどは1ヶ月ほどで痛みがほぼなくなります。
ぎっくり腰の痛みの経過としては
発症直後:かなり強い痛み
2~3日 :痛みがかなり和らぐ
1週間後 :ずいぶん痛みが軽くなる
このような経過をたどります。
つまり、2~3日経てば痛いながらも、自分で歩いて動けるくらいまでは回復するので、1週間後にはちょっとした痛みや違和感はあるものの、普段通りの生活が送れるようになるでしょう。
ごく稀に症状が長引き、痛みが引くのに1ヶ月~3ヶ月かかることもあります。
安静にする・仕事を休む期間
以前は、ぎっくり腰をおこせば「痛みが引くまで安静にする」ことが当たり前でしたが、今では安静を維持しないで、できる範囲で積極的に動かすことを推奨しています。
1~2日以上の安静は回復を遅らせるだけでなく、背筋が弱まり再びぎっくり腰を起こしやすくなる身体になってしまうからです。
なので・・・・
①ぎっくり腰を起こしたその日だけ安静
②痛いながらも、できる範囲で日常と同じ生活を送る
③仕事は休んでも翌日まで
これが理想的です。
「イタタタタタ」と言いながらでも、動いていつも通りの生活をした方が回復が早く、安静にしている方が翌年に再びぎっくり腰になるリスクが3倍以上に跳ね上がります。
また、ぎっくり腰は患部を冷やすことが当たり前でしたが
急性腰痛の寒冷療法(冷やす)は科学的根拠がなく、温熱療法(温める)は疼痛軽減に効果があることが科学的に証明された。
このような論文があります。
安静にする期間・再発のリスク・温熱療法については2010~2011年にアメリカの研究で論文が発表されています。
ちなみに、ぎっくり腰で治療院や病院に行った際に、寒冷療法や安静指示を出すようなところはヤブなので、私なら2度と行きません。
ぎっくり腰は身体を動かしたときに痛み、日に日に痛みが弱くなるのが特徴です。
ジッとしていても痛む・日に日に痛みが強くなる・脚のしびれ・排尿障害がある場合は、他の病気の可能性があるので整形外科を受診して原因を調べる必要があります。
安静の仕方
痛くても体を動かす方が、回復が早まり・再発のリスクも大幅にダウンさせることができますが、安静にしている間は腰に負担をかけずシッカリと休ませたいところです。
ぎっくり腰の場合、腰を反ってしまい負担がかかるうつ伏せや足を伸ばして寝る方法はNGです。
負担がかからない寝方はというと・・・・
このように、横向きに寝て・軽く膝を曲げる方法。
もう1つは、膝の下にクッションを入れて仰向けに寝る方法。
このような寝方であれば、腰に負担をかけずに安静にする事ができます。くれぐれも忘れてはならないのは、安静にするのは痛めた日のみ・長くても痛めた次の日までです。
まとめ
ぎっくり腰は何もしなくても2~3日経てばある程度動けるようになるし、1ヶ月もすれば大概の人は痛みがなくなります。
しかし、安静ばかりしていると治りは遅いし・再発するリスクが3倍にもなるので、痛いながらも動くことが早く治し・再発させないコツです。
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