2018/09/25

鍼灸師の平均年収はどれくらい?1000万円超えが難しい理由についても

 

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「鍼灸師になりたいけど年収ってどれくらいなのかな?」

このようにお考えではありませんか??

 

また、独立開業の夢があるなら「開業したらジャンジャン稼いでお金持ちになりたい!」

こうお考えの人も多いかもしれませんね(笑)

 

鍼灸師や柔道整復師になる人の多くは、独立開業とお金持ちになることを夢見るものです。

 

私は元々副院長として、新しい院の立ち上げなど手がけ、スタッフの給料も私が決めていました(最終決断は院長ですが)。

この記事では今の鍼灸師の現状や、年収をぶっちゃけて公開していこうかと思います。

 

「医療系の仕事は給料が良い」というのが世間の認知ではありますが、業界内の人間じゃないと知らない小さな変化が積み重なり、結果的に大きく変わってしまっています。

この記事で鍼灸師の年収や現状などが参考になり、アナタのお役に立てれば幸いです。

 

鍼灸師の年収

鍼灸師の給料体系は大きく分けて2種類に分類されます。

それは固定給歩合制です。

 

固定給

9割以上の雇われ鍼灸師は固定給です。

ネット上の多くのサイトには鍼灸師の年収は350万円~400万円が相場とされていますが、月の給料に計算すると29~33万円になります。

 

このレベルの給料をもらうのは
一般のスタッフではなかなかありえません!!
「雇われ院長クラスの給料含めて」でしょう。

 

少なくても九州内では月に29~33万円もらえる鍼灸師は雇われ院長でもほんの一握りにも満たないかもしれません。

 

九州随一の都会である福岡で、国家資格に合格して就職したとしても試用期間の約3ヶ月は手取り12~15万円という鍼灸師も珍しくありません。

 

正直、国家資格に合格しても昨日今日入ったばかりの新人鍼灸師に患者さんを任せて鍼を打たせるわけにはいきません。

練習に練習を重ねて先輩や院長からOKが出て初めて鍼灸師デビューです。

 

この練習期間の間は厳しい言い方をすると・・・
試用期間中の鍼灸師は掃除や雑用・治療の見学くらいしかすることがないので、院にとって稼ぎがないのでそんなに給料を渡す事ができません。

 

試用期間が終われば2~3万円ほど給料が上がる程度ですが、勤続年数が続けば昇給が1年に1~2回あります。

ですが、昔と違ってグループ化した整骨院でも
昇給して5000円~1万円ほどです。

 

雇われの内は院長になって月の給料が約30万円ほどで、一般企業と比べてそこまで高い給料を期待できません。

 

また、昔に比べれば多少マシですが

有給休暇
週休2日
ボーナス
福利厚生

この業界ではこれらが無いのは当たり前です。
どれか1つでもあればラッキーと思いましょう。

 

歩合制

歩合制で給料をもらう場合は固定給の鍼灸師よりも、治療の技術や患者さんとのコミュニケーション能力が求められます。

治療の技術やコミュニケーション能力が直に自分の給料に関係してきますが、歩合制で頑張っていた方が独立開業の時は楽なのは確かです。

 

‣患者さんに自分のファンになってもらう。
‣継続してきてもらう。
‣患者さんからご紹介を頂く。
‣技術を磨く。
‣患者さん1人1人に合ったコミュニケーション。
‣患者さんが来なければ収入が無い。

これらは全て独立開業して院を継続させるには必要な事ですし、自分の身に降りかかってくることです。

 

それを自分の院をかまえる前にほとんどリスクを犯すことなく練習でき、分からないことは院長や先輩にすぐに聞けるというのは厳しく感じるかもしれませんが恵まれた環境です。

 

歩合制の治療院では給料面から言っても、確かな腕があり患者さんとの信頼関係を築ければ固定給よりも多くの給料を稼ぐ事ができます。

月に30~50万円も稼いでいた鍼灸師の先生もいらっしゃいます。

 

また、私の同僚(女性)は福岡で歩合制の鍼灸院に勤めており、実家住まいだしお金よりもプライベートを充実させたい派の女性です。

遊び行きたい日や用事がある場合は平日でも予約を入れないようにして遊び行っていました(笑)

しかも、花火大会を観るためにお休みにしたんです。

 

私も歩合制の治療院では働いたことがないので何とも言えませんが ここまで自由だと働きやすいのかなって。

 

もちろん、歩合制なので患者さんが取れなければ給料がもらえないリスクがあり、下手をすれば月に数万円しかもらえない可能性だって大いにあります。

それでも、独立開業を考えているのであれば私は固定給よりも歩合制の治療院で働くことをおすすめします。

 

 

そもそも求人はあるの?

昔に比べれば美容鍼・プロスポーツの現場・内臓疾患・ガンの緩和治療など、活躍する場が増えたとは言っても多くの場合は整骨院や鍼灸院などに就職します。

 

「鍼灸師だけでは求人が無い」と言いますが、鍼灸学科の時の同僚は私以外は鍼灸師の国家資格しか持っていませんが、みんな無事に就職して今では分院長している友達もいますし。

 

鍼灸師の他にもあん摩指圧マッサージ師柔道整復師などの国家資格を持っておけば就職先の選択肢は広がります。

しかし、これらの資格を取るのにも300~400万円ほどかかるので無理して取りに行けとはなかなか言えませんね(笑)

 

 

鍼灸師の国家資格を持っていれば、とりあえずは整骨院や治療院には就職でき、まだまだ整骨院の数も多いので、そこまで就職には困らないことでしょう。

 

 

開業したら稼げる?

リスクを冒して開業したのに、稼げないなんてありえないですよね。

「どうせならジャンジャン稼ぎたい!!年収なら1000万円は欲しい!!!」

そう思っても当然です。

 

開業にはお金がかかる?

一昔前は、国家資格を取ってこれらの職業につけば独立開業するのが当たり前でしたが、独立開業をする人も減ってきました。

 

わざわざリスクを冒して開業するのではなく、グループ整骨院の幹部になって治療ではなく分院のマネージメントを主な仕事として、それなりの給料をもらう。

こんな人もかなり増えました。

 

また、一般企業が羨ましくなり、独立開業どころか鍼灸師自体を辞めてしまう人も増えたので、独立するなら今がチャンスでしょう!!

 

実は鍼灸師というお仕事は独立する際にお金がかからないことでも有名です。

 

整骨院のようにテナントを借りてガッツリ院を構えると、敷金と礼金が家賃の約半年分かかります。
(ここは敷金・礼金はテナントや不動産会社ごとに違う)

その後は月の家賃(テナント料)はかかりますが、仕入れるものがほとんどないので飲食店などよりは、独立するリスクはグンと低くなります。

 

そもそも、鍼灸師は出張治療ができるのでテナントを構える必要すらありません。

『自宅を治療所(待機所)として登録して電話が鳴れば行く』このようなスタイルにしておけば、鍼灸道具1つで治療を行うことができます。

 

出張距離や登録に必要な事項などは各市町村などによっても違うので、いくつかの地域で確認してやりやすい場所を探しましょう。

独立する前は、自分がやりやすい地域を探すことをおすすめします。

 

すぐに稼げる?

「独立にあまりお金もかからないし、仕入れるものをほとんどない。コレ独立して年収1000万円とか余裕じゃね」

そう考え始めたアナタ。
ちょっとストップ!!!

 

確かに独立して成功すれば雇われていた時より、同年代よりはるかに多くの収入を得る事ができるかもしれません。

 

ですが、もう少し私の話しに付き合ってみてください(笑)

 

実は60~70歳以上なら「鍼灸をしたことある」って方も多いのですが、今の若い人は鍼灸治療をしたことがありません。

鍼灸って良いの?
何に効果があるの?
刺されるのが怖い!
単純に痛そう!

これらのハードルを越えて院に来てもらうには、マーケティングを勉強し、宣伝方法を考える必要があります。

独立しているので当然ながら、自分で考え・決断して・責任を持ってです。

 

どの年齢層に来てもらうか?
他と違う自分(院)の強みは?
どうやったら口コミされるか?
患者さんに継続してもらうには?
自分の持っているお金でどこまでできるのか?

これらを常に考え行動しなくてはならないので、決して独立で成功するのは簡単で楽な道ではありません。

 

実際に開業したけど3~6ヶ月で潰れた、鍼灸院・整骨院・マッサージ屋だってたくさん知っています。

院を構える開業資金は雇われている内に100%貯めるのはほぼ不可能なので、銀行に借金することになります。

つまり、マイナススタートとなります。

 

また、年収1000万円を超えるのは不可能ではありませんが勉強・労力・行動が高い水準で求められ、SNSをフルに使い・TVや雑誌などのメディアに出演しないと厳しいのが現実です。

 

ハッキリしていることは稼ぐことしか頭にない鍼灸師の院は潰れます!!

 

常に患者さんにとって最高の治療・対応・院作りができていれば、後からお金はついてきます。

ただ、「言うほど簡単じゃない!」ということだけは絶対に忘れないでください。

 

 

まとめ

鍼灸師の年収や現状についてでした!!

 

ボーナスや休み・福利厚生が完備されているわけではないので、金銭的にも肉体・精神的にも厳しい業界です。

人対人なので気も遣います。

 

私の個人的な意見で申し訳ないのですが・・・・

独立開業を目指しているのであれば、血ヘド吐くくらい頑張ってください。

 

独立開業・血ヘド吐く覚悟がないなら、土日祝お休み・有給休暇・ボーナスありの企業に勤めた方が幸せだと思います。

 

独立開業する気もないし、給料も安いので鍼灸師を辞めて企業に行った友達は「今の方がお金も家族との時間も全然取れる」って話してます(笑)

 

目標や考え方は人それぞれですが

治療院が乱立するこの時代に中途半端な覚悟だけでは、借金を背負って返済する生活になるリスクもあります。

 

それでも頑張る人は、きっと患者さんからの信頼と多くの年収を稼ぐ事ができるでしょう!!

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